易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

升・吊された男

地風升六五に、
こんな占考があります。

家出人は変じて井となるところから
多くの場合人命を占しては
一命危ふしと見ます。
升の昇る意から
昇天などとも見るからとも云へませう。
木にぶら下つてゐるとか
井戸の中に居るとか、
変死等の凶兆濃厚。
(易学大講座)

以下、
小生のコメントです。

変じて井となる
当時はまだ、大岳氏は、
略筮で、爻変を見ていたのですが、
伏卦の井と解しても、
引用文の占考は成り立つと思います。

人命を占しては一命危ふし
井戸の中に居る
井は巽のつるべが水の下に落ちている象で、
入水を見ているのでしょう。

木にぶら下つてゐる
卦は升るで、下卦は巽木、
爻辞の「升階」より、
木に立てかけたはしご段を上って、
首でもくくったのか。
あるいは、
升は萃の反卦ですから、
萃(人の立像)を上下にひっくり返した升は、
人が逆さまになった形です。

タロットカードの
「吊された男」みたいに。

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