易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

太陽の来往

晋は運気の上進する卦ですが、
時にこんな占意もありますので、
注意が必要です。

現在好調にある場合は、
近く転落するということもあります。
(柳下「易入門」)

これは入門書の文章ですが、
けっこう難しいことを云っています。

根拠を考えてみました。

晋卦を太陽☲の運行とすれば、
坤下離上の晋は昼の卦(雑卦伝)で、
離下坤上の明夷は夜の卦です。

そして、
太陽は中天に昇ったり、
地下に没したりして、
時を刻んでゆく。

ということで、
自然の作用として、
中天に達した太陽はやがて沈み、
地下に没することとなる。

・・というのでしょう。

あるいは、
序卦断法に従えば、
晋過ぎ去って明夷が次ぐ、
ともいえるでしょう。
易経の序卦)

いずれにしても、
地火明夷を想定していると
思われます。