易コラム
山沢損上九の註釈に、 「恵而不費」とあるのですが、 これは論語堯曰篇の言葉です。岩波論語 ↓ 論語の文言が出て来ると、 その都度参照します。× × × × 高円寺にある寺院の玉垣です。「岳易館易学教室」とあります。
最近のtweetで、 柳下先生の易占本が推薦されていました。 先生の易書で学ぶことに異論はありませんが、 それには条件があると思います。 それは、柳下先生の易を学ぶのなら、 どうしても易経を読まねばならない、 ということです。 これは旧ブログでも書い…
筮前の審事がなければ、 易占を正しく行うことは出来ません。 いくら易卦を見ても、 どのようにも解せますから、 占示が特定出来ないからです。 卦だけで全てを見通すのではなく、 筮前の審事に卦爻を組み入れることで、 始めて得卦は意味をもつのです。 そ…
古い易書を見ていると、 山沢損のページに、 「愛のこもったプレゼント」 という書き込みがありました。うまい表現だな。 損卦を一言でいい表わしているな。*1 そう思って、柳下「易入門」に 転記しておきました。後日、古書店で、 黄小娥「易入門」をめくっ…
古い易書に、 こんな文章があります。 神を祭るに誠心を以てする時は 約祭たりとも神明感じ給ふ、 偽り飾る時は重き祭たりとも 神受け玉はず。 質素な薄祭であっても、 誠をもってすれば、 神はこれをお承けなさる。 誠よりも飾りが過ぎていれば、 それは偽…
新年の易研究会では、 年筮についての雑談をします。ある年、 某氏が自身の得卦得爻について述べると、 ベテラン先生はそれに対して こんなコメントをしました。「あそこは粗相をしてしまう ところですからね」新人であった小生は、 「そそう?」 とその発言…