新年の易研究会では、
年筮についての雑談をします。
ある年、
某氏が自身の得卦得爻について述べると、
ベテラン先生はそれに対して
こんなコメントをしました。
「あそこは粗相をしてしまう
ところですからね」
新人であった小生は、
「そそう?」
とその発言に驚いたものです。
「どんな易書を読めば
そんなことが書いてあるのか」
そう思ったのです。
しかし、
そうしたことの書いてある易書は、
おそらくどこにもないでしょう。
当たり前の易書を、
当たり前のように読んでいれば、
そのように自分の言葉で
語れるようになるのでしょう。
今ではそう思っています。
小生は入門時において、
そういう発言をされる方々を見て、
易の学び方、読み方を、
自分なりに学んだのです。