易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

卵が孵って鳥が飛び去る

雷山小過を読み始めましたが、
柳下「易入門」によれば、
この卦を得たときの運勢はこうです。

永年、目をかけてやった者が、
足元から離れていくことがあります。

これ、
序卦断法を使って、
「中孚が小過となって飛び去る」
が根拠なのではないか。
(錯卦を見ているとも云えるが)

中孚は卵、沢鳥の象で親鳥が卵を温める。
→「永年、目をかけてやった」

小過は飛鳥の象。
→「足元(地上)から離れていく」

・・と。

もしこういう理由で、
柳下氏が占考しているとしたら、
(あるいはこれは大岳説かな?)
ずいぶんと面白い取象だと思います。

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