易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

三島と仏文学

f:id:kuz-akichi:20210327144228j:plain

鹿島 茂
三島由紀夫のフランス文学講座」
ちくま文庫

ブックオフにて。
520円也。

たとえば、ラディゲ、ラシーヌのように直接的影響を受けた作家ばかりか、バルザックスタンダールフロベール、ジッド、プルーストといった、三島がそれほどに影響を受けているとは思えなかったような作家たちについても、そうとうに突っ込んだ解釈がなされている。(中略)三島にとってのフランス文学は、過去における影響源であったばかりか、創作の現時点においても方法論の武器庫として機能していたのである。
(「編者あとがき」より)