「この会社に就職してよいか」を占って、
天水訟の第五爻を得たとします。
九五。訟、元吉。
と、爻辞がよいので、
吉占をする人もいるでしょう。
しかし爻辞をそのまま用いるためには、
「爻辞のような状況ならば」
といった条件にそわなければなりませんので、
たとえ「元吉」とあっても、
なんでもかんでも吉と判断しては
だめなのです。
この占でいえば、
現在が「訟」という状態ならば、
今のトラブルが解消するという
爻辞占をするわけで。
しかし現在「訟」という運勢でないなら、
その会社に入ると将来「訟」という運勢になりますよ
と得卦を読んで、この場合なら卦意で占ったほうが
無難ということになるのです。
易占は筮前の審事が命なのです。
ただ機械的に占ってもだめなのです。
上記の占的が、
「裁判官になることの可否」であって、
天水訟の五爻を得たのなら、*1
吉と判断してもよいのですが。
易経を読まなければ、
こういう占は出来ないでしょう。