親父が10歳くらいの時、
住んでいた木造三階建の家が
強風で倒壊したらしい。
オレ はてっきり台風で倒れたのだと
思っていたが、先日確認してみると
単なる強風だったようだ。
それでもかなりの風当たりだったらしく、
縁側がひん曲がって膨らんでいたので
「外へ出ろ!」
と叫んで家を飛び出したとのこと。
その刹那、家は倒壊したのだった。
おそらく戦争中のことだったのではないか。
この木造三階建の家は、おそらく
大正時代に建てたものだろう。
曾祖母は和裁のお師匠さんだったから、
お弟子さんが寝泊まりしていたのだと思う。