武隈先生の「易占の要諦」の占例です。
女子大生が妊娠をきっかけに、
社会人の彼と結婚するという占です。
武隈氏は結婚後の成行きを占って、
乾為天の四爻を得ています。
(なぜ占的を「成行き」としたか、考えてみよ)
武隈先生がどう占ったかは、
同書の p.168 に出ていますので
お読みください。
オレ が思うに、
乾為天ですから、意地の張り合い、
強情な彼女、ケンカ の絶えない・・
とそんな夫婦になる気がします。
或躍在淵。无咎。
この爻辞が何を意味するかと云えば、
これは彼女に対する アドバイス ではないかと。
(問占者は「彼女」だと思われます)
なので、
岩波易経上の解説文 p.81 を拝借して、
なお深淵に臨む時の心構えで身を慎めば咎を免れる。
と彼女に教えを垂れればよいのです。
こんなふうに占えば、
三変筮による易経占と云えます ネ 。