易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

教えの辞

乾為天第三爻は、いきなり
この爻辞で占ってはだめです。

君子終日乾乾。夕惕若。厲无咎。

本田易にあるように、

この爻辞はそのまま
占う人への教えとなっている。

・・からです。

ここは、占においては、
乾の極。過剛。危険な位地。
でもって占断するのです。

しいて云えば、
「厲」の一字で占えばよいのです。
(もしくは「咎あり」と占う)

九三の爻辞は、
危険な運勢からの脱却の可能性
を教えているからです。

運勢自体は危険なのです。