三変筮の得卦を読むに際して、
初級者、中級者の方は、
この柳下氏の判断方法を踏襲すると
よいとおもいます。
三変筮得卦にあっては、
辞の象意によって判断し、
あまり占的以外のことは卦読みを広げない
のが原則ですから、
判断に迷うことはずっと少いのです。
(「易 占法の秘伝」p.151)
「辞の象意によって判断」
爻辞に当て嵌めるだけの「おみくじ易」ではなく、
「辞の象意」によって「判断」するのですから、
当然、易経(の註釈)を読んでいる必要があります。
これが爻辞占です。
「占的以外のことは卦読みを広げない」
これを遵守することをおすすめします。
理論上は色々あるでしょうが、
実占ではこれを原則とする方が誤りが少ない、
とりわけ初級者・中級者は、ということです。
最初のうちは難しいことを考えずに、
こうした教えに素直に従うことです。
「判断に迷うことは・・少い」
得卦の解釈は、
「迷い」との戦いですからね。
迷ってばかりで、時に的占、時に誤占を
繰り返していても、実力はちっとも
向上しません。野球で云えば(オジサン 笑)、
凡人は打つ球を絞った方が打率は良い。
事後の検証にも資する。