兌為沢を得たら、
六爻の比爻関係に注意しましょう。
その際、陰爻(佞人)との位置関係が
ポイントとなります。
初は陰とは比爻関係にはありませんから、
悦びの道が乱れることはないのです。
二と四は下卦兌の主爻の陰に比していますし、
五は上卦兌の陰に比しています。ですから、
二四五は陰のものやわらかな雰囲気、媚悦に
惑わされてしまうのです。
兌の悪い面に毒されてしまうのです。
この卦における比爻関係というのは、
いわば若い女性と肌を接している状態ですから、
そりゃあ、もう、兌の正しい道が
もろくもかき乱されてしまうのです。笑。
こういう全体像をつかんでおいて、
六爻の辞を読むとよいです。