諸橋轍次「中国古典名言事典」に、
巽為風 五爻の辞が選ばれていました。
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先庚三日、後庚三日。
【解釈】
物事を丁寧に考慮して、
その結果をおしはかること。
庚(こう)の前三日は丁(てい)、
庚の後三日は癸(き)で、
丁は丁寧、
癸は揆度(きたく)、はかるの義。
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この「名言事典」に載っているのですから、
教養人ならば知っていてもおかしくない
名文句なのでしょう。
ブログ主は知りませんでしたけど。
蠱の卦辞と巽の五爻に
こんなような文言があったかなぁ・・
くらいの認識でした。
巽の五爻は
先庚三日、後庚三日。
その伏卦である蠱の卦辞には
先甲三日、後甲三日。
とあります。
こうした辞の連関には、
何か深い意味があるのだろうか。