巽為風の三爻の辞がよくわからない。
風のようにつかみどころがないからか。
頻巽。吝。
頻(しき)りに巽(したが)う。吝。
三爻は、
剛に過ぎ、不中で、
下体の上にいるから、
巽順の道に反するところだ。
頻。巽。吝。
この三字をもって占えばよいのだが、
占の文章にしにくいのである。
大雑把に云えば、
巽、風の悪い面が出るのだ。
頻りに巽(そん)す。吝。
と読んでみた。
そうして、
巽を損に音通させれば、
頻りに損す。吝。
となる。
この方が占には使い勝手がよい。
ということで、
個人的には、
巽を損と読んで用いている。