易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

自ら高ぶる象

火山旅は柔順謙下であるべきなのに、
(素直でヘリ下るのがいいのに)
この卦の九三は、
中ならず剛に過ぎて、さらに
下卦の上、艮の上にいるので、
自ら高ぶる象があるのです。

ですから、
危険な辞がかかっています。

旅焚其次。喪其童僕。貞厲。

六二とは反対の爻です。

旅という難局にあって
目下の者と苦楽を共にせず、
ただ威張り散らしている。

当然、
安んずる所を失うような、
災いに見舞われるので。