雷沢帰妹につき・・
雑卦伝にはこうあります。
帰妹は女の終りなり。
帰妹は、
娘としての終りであり、
妻としての始めである。
(易学大講座、参照)
また彖伝にはこうあります。
帰妹は人の終始なり。
帰妹は、
女の道の終りであり、
婦の道の始めであるとの意。
(新釈漢文大系 易経、引 述義)
× × × ×
かいつまんで申しますと・・
キャッキャ喜んでいた娘時代を終え、
一人の夫の婦(つま)となり、
家を守り、子を生育し、
永く家系を引き継いでいくという、
社会的な存在になる・・
というのでしょう。
そうでなければ、
人の道は廃れてしまい、
ひいては人類は滅んでしまうと。
帰妹には、
そうした卦義(義理易)
もあるのです。
× × × ×
しかし占においては
もっと俗な見方に堕していて、
帰妹は女の終りなり=非処女の女
なんて見たりします。
まァ、現代においては、
さして重要な情報ではないかも
しれませんが。