易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

夫人の病を占う

高島嘉右衛門の占例です。

× × × × 

某夫人の病を占って、
火風鼎初爻を得たと。

爻辞曰。
鼎顛趾。利出否。得妾以其子。无咎。

この占は、
占的がはっきりしませんが、
(高島易では毎度のこと)
翁はこのように占っています。

× × × × 

巽は股である。
その欠けた所をもって、
夫人の病は陰門であり、
すなわち子宮病であろう。

すぐに良医を呼んで、
子宮の検査をしてもらうことだ。

何となれば、爻辞に、
鼎、趾(あし)を顛(さか)さまにす。
否(あしき)を出すによろし。
とあるからである。

すなわち、
仰向けになって、
足を天に向けてV字開脚する象であり、
陰門を出して治療を受けるのである。

・・・以下、省略

× × × × 

凄い想像力ですね。

翁の占はまだ続くのですが、
これ以上爻辞通りに事象が発現するとは、
愚生には思えませんので、割愛します。