易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

大股開きの象

火風鼎・初六結婚の可否占は、

縁の吉凶から申しますと、
よろしくないと云へます。
淫逸の象もあります。
(易学大講座)

爻辞は、
鼎顛趾。利出否。
得妾以其子。无咎。

です。

良縁でないのは、
この爻は鼎の底にあたり、
垢がたまっているからです。

爻辞に「否」とあって、
悪いもの。汚れ。穢れ。
が潜んでいるのです。

「淫逸の象」というのは、
淫らなことに耽る象ですが、
趾(あし)をさかさまにする、
足が上を向いた象を云うのでしょう。

ちなみに、
この爻には「妾」が出て来ますが、
初は鼎足で足が三本なので、
正妻以外の「おめかけさん」の存在を、
見たのでしょう。

読易人の想像力、恐るべし!