2021-09-28 虞翻の説明 周易 困、亨。── 困、卦辞 困は亨る。困なのになぜ亨るのか? 虞翻はこう説明しています。 否二之上、乾坤交、故通也。天地否の六二が上に之(ゆ)きて、 乾坤が交わる、ゆえに通るなり。 三陰三陽卦における、 爻の交わりによって 卦辞を説明しています。すなわち、 否→困→泰 という卦の来往ですね。これは、 虞翻における卦変説ですが、 真勢流の交代生卦との類似を思う人も いるでしょう。虞翻という人は、 立派な易学者(漢易)だったようなので、 ちょっと覗いてみました。