結婚を申し込まれたという女性から、
結婚の可否で一筮を乞われたとします。
乃ち筮して萃の初爻を得たり。笑
この卦は、柳下「易入門」によれば、
「目標が二つあって迷う時」
とあります。
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卦体によれば、
おそらく彼女には、
五の男性、四の男性のふたりがあって、
そのどちらと結婚すれば幸せになれるか、
迷っているのでしょう。
得られた爻は初爻ですから、
四の男性と一緒になった方がよい。
なぜか?
初と四とは正しく応じていて、
五といっしょになるよりも、
バランスが取れているからです。
初と五では、
身分等がつり合わない。
四とはどういう男性かと云えば・・
五の男性と比べて、
・中小企業に勤めている。
・庶民的な家柄である。
・学歴が低い。
・腰が低い。
・・・etc.
そして、
四の男性ひとりに絞れば、
この結婚は「まとまり」ますし、
「まずまずの縁」である、
と云えるのです。
辞で断ずるとすれば、
「往无咎」に着目して、
四の男性に心を決めれば、
往キテ咎ナシ、であると。
三変筮による爻辞占です。