大岳著「易学通変」には、
佐久間象山が斬殺された際の、
占話が載っています。
象山は、事前に
卦を執っていたらしく、
夬の乾に之く(夬の上爻変)
と「通変」には記されてあるのですが、
筮法が何かははっきりしません。
おそらく中筮法でしょうか。
以下、
ブログ主の解釈を書きます。
本卦の夬は、
五陽が一陰を襲う卦であり、
乾の強暴を以て兌刃を用いる形ですから、
剣難の相であると云えましょう。
傷口からは、
血が大量に流れ出たのでは
ないでしょうか。
夬は、
堤防が決壊するという、
卦象ですからね。
そして、
之卦の乾は空無であり、
(また ☱→☰ で口が塞がって)
天に召されたというわけです。