易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

怪力乱神

門人によれば、孔子は、
次のようであったといいます。

子不語怪力乱神。
子、怪力乱神を語らず。(論語

先生は、
怪異と暴力と背徳と神秘とは、
口にされなかった。
金谷治/訳)

孔子は、
怪・力・乱・神(しん)については、
口にすることはなかったというのです。

諸橋轍次論語の講義」にある、
注釈を抜き書きしますと・・

  • 怪…世を惑わす奇怪な説。
  • 力…徳に拠らず力を恃(たの)むこと。
  • 乱…人倫を乱すこと。
  • 神…神秘なこと。あやしげな宗教、夢や動物に託する呪(まじない)など。

・・ということであります。

孔子は、この四者を、
口にすることはなかったのです。

さらに、
諸橋本にある次の説は、
参考になります。

宋の謝良佐(しゃりょうさ)は
この章を解して、
聖人は
常を語りて怪を語らず、
徳を語りて力を語らず、
治を語りて乱を語らず、
人を語りて神を語らず
と言っている・・

「人を語りて神を語らず」

これなど、
「易占は予言ではなく、
 〈人がどうする〉を占うものである」
に通じると思います。