古人は雷水解に、
出産の象を見ています。
彖伝に、
動キテ険ヨリ免ルルハ解。
とあります。
転じて、
坎から震の生まれ出た象、
というわけです。
帝ハ震ニ出デ・・
と説卦伝にありますから、
震は「生まれ出る」です。
これは、
屯卦を想定すると、
さらにわかりやすい。
☵ ☳
☳ ☵
つまり、
屯の震が易位して、
(内卦の震が外卦に位置を易えて)
解となったと見るのです。
屯は産みの苦しみ。
坎穴の中にあった震が、
穴の外に生れ出たのが、
解の象であると。
これは、
真勢の
出産占以外でも、
水雷屯と対照してみることは、
雷水解のポイントの一つです。