易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

昔、易の研究会で

占例を検討した際、
まだ初学者だった小生は、
このような象占をしました。

詳細は忘れてしまったので、
アウトラインのみ記します。

× × × × 

それは、
ある方が取った病占で、
「手術を施してがんは完治するか」
を筮して 渙之訟 を得た、
というものです。

     
     

六変筮は主に象を見ます。

本卦の渙は、
「ちる・ちらす」で、
患部☵に対して、
倒兌☴のメスを振るって、
がんを切除する手術の象です。

之卦の訟は、
坎下乾上の形より、
坎のがんを残したまま、
☴→☰で刃を閉じてしまう象。

また、
乾は上り、坎は下る性質ですから、
両者は相背く関係にあります。

以上より、
体内のがん☵を直に見たところ、
もはや手の施しようがないので、
手術を諦めてしまう象であると、
小生は之卦の形を読んだのです。

ゆえに、
「がんは完治しない」と。

上記は、
基本通りの象読みであると、
思います。

自画自賛。笑

ま、
小生は今でも、
六変筮は使いませんので、
入門者なのですが。