岩波文庫「赤と黒」第一部の、
第22章 1830年の行動法
には次のようなエピグラフがある。
言葉は考えを隠すためにあたえられた。
── 神父マラグリダ
何だろう? とおもって、
物語を読み進めていくと、
このような文章があった。
彼の返答は完璧だった。とくにその長ったらしいことときては、司教の教書のようだった。聞いていれば何もかも言っているようで、じつは、明確には何一つ言ってはいないのだ。
(中略)
偽善者・・
(中略)
かつてこれほど多くの言葉を列べて、これほど少しの内容のことしか言わなかったためしはなかっただろう。
これって、今の日本の、
政治家、官僚の答弁だよね。笑
スタンダールが見ていたフランスでも、
そうだったんだ。
「言葉は考えを隠すためにあたえられた」
安倍前首相なんかは、
質問とカンケーないことを、
べらべら、べらべら、しゃべってたもの。
ご本人は、
「オレって優秀な政治家だ」
なんて思ってたのかしらん。
(偽善者!)