真勢の生卦法はただ機械的に用いても
適占は得られない。
易経を読みつつ易学大講座を読みつつ
つまり易卦に対する理解を深めつつ
徐々に習熟してゆくことが大切です。
習熟しても滅多に当たらないとは思うが。
筮前の審事によって合理性が保たれて
初めて切れ味鋭く適占となるのでしょう。
ま、無理に用いずとも易経で学んだ
卦変説を用いればよいと思うが。
ただし生卦法を学ぶ意義はある。
それは易卦を立体的・動的に見る
視点を持つことが出来るからです。
易卦をいろんな方面から見られるようになる。
基準卦の設定など易を動的に捉えることになる。
来往、交代、運移などは状況や時を動かす。
賓主法は相手の視点に立つ。
そういう意味では、占法というより、
易を多角的に見る訓練になる。
具体的なことは「易─占法の秘伝」を参照のこと。