易占を学ぶには、
正しい易占法を自然と身につけられる環境、
すなわち易の講習会とか、研究会だとか、
そういったところに身を置くことが出来れば、
それが一番良いのですが。
しかし、
現在そうした場があるのか、
仮にあったとしても、
そのような場に参加できるのか。
なかなか難しいのではないでしょうか。
ところで現在は、
秘伝と云われる良書が入手しやすいので、
それに準じて学ぶのも一法でしょう。
たとえば、
「易─占法の秘伝」などは、
そうした良書としてお薦めできるのです。
しかし問題は、
独学になってしまうため、
大切な点を読み落としてしまったり、
独りだと切迫感がないですから、
頭だけの理解になってしまって、
実際に用いることができない、
とそんな按配になりがちです。
それはまた、
「易─占法の秘伝」のどこが大事なのか、
そこが不明なために、
生卦法などの技法を機械的に用いれば、
それだけで上級者の易占ができると、
思い込んでしまうことにも、
あるのでしょう。
小生は同書の著者ではありませんので、
断言はできませんが、
ここを理解し、
実際に活用できるようにすべきと
思われる項を挙げておきます。
- 筮前の審事(窮理) p.127~
- 筮法の選択の要訣 p.142~
- 占的について p.152~
これら三つの各ページは、
ようく意識し、ふかく納得して、
実占で用いることができるように、
習熟すべきだと思います。
ここがこの本のキモなのです。
しかしここをよく解する人は、
ネット上には存在しないようです。
大事とも思わずに、
上滑りしてしまうのでしょう。
なので、
ここに記してみました。
まずは、各自、
「易─占法の秘伝」の該当ページを、
じっくり読んでみてください。