坎為水を良好な血流の象とすれば、
沢水困は血管内に血栓のある象であろう。
‐ ‐ ‐ ‐
── ──
── ‐ ‐
‐ ‐ ‐ ‐
── ──
‐ ‐ ‐ ‐
すなわち、
困は四爻が陽であるために、
上卦が兌の止水となって、
血液がうまく流れていない。
決してあり得る例ではないが、
六変筮で病気を占ったとして、
沢水困の不変を得たとしよう。
すると、
四に血栓があるから、
例えば脳梗塞を発症しているが、*1
不変なのでこのままでは一刻の猶予もならない。
人為的に、
カテーテルなどを使用して、
四の血栓を取り除く必要がある・・
古い易勉強会の資料を見ていて、
上記のような象占を思いついたので、
ちょっと記してみました。
さらに、
六変筮で困之坎を得た場合を、
考えてみてもいいでしょう。
実際上、
このような占はないでしょうが、
六変筮(=象占)の参考として。