易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

絡み合う離坎巽

風火家人の占考を見ていると、
色情の難。三角関係。
といった項目が出て来ます。

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五()と二()と、正応なのはいいけれど、
間の三四がそれぞれ二五と比している。

これは夫婦間に他の異性が入り込んで、
ふたりの邪魔をするという象です。

また、卦の体を見ると、
互卦坎の男性は、
離女と巽女を同時に抱いている。

これを大岳先生は、
「双手に二女を抱く象」
と云っています。

小生には、この、
離、坎、巽、の連なりは、
男女が絡み合っているカタチと
見えたりなんかします。

それと、何より、
家人は「内なり」ですから、
私的であり、内密であり、秘めごとである。

で、
外からは見えない、
男女問題が起りやすいんですナ。

程伝は、
道義的な見地から、
「男女ノ別ヲ乱ス」
と云っています。