山火賁の取象の一つに、
墳墓の卦象と見る。
(真勢易秘訣)
というのがあります。
たしかに、この形(画象)は、
☶
☲
お墓のように見える。
つまり、
お墓(艮)の前に花(離)が手向けてある。
離を霊魂ととれば、
魂を止めている象でもある。
そういえば、
花は魂にとっての座布団だから、
花がないと魂がやって来られない、
とどこかで読んだ記憶があります。
それはともかく、
離を焼いた遺骨としても、
艮の下に離が埋まっていますから、
やはり墓の象です。
余談ですが、
神宮館「易学小筌」には、
この山火賁につき、
〔
崇災 〕変死者又は仏の障り。
とあります。
はたして、
この卦を得たら、
墓参りに行くべきか。
花を持参して、
墓参りに行くべきか。