易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

墳墓を賁る

山火賁の取象の一つに、

墳墓の卦象と見る。
(真勢易秘訣)

というのがあります。

たしかに、この形(画象)は、
  
  
お墓のように見える。

つまり、
お墓()の前に花()が手向けてある。

離を霊魂ととれば、
魂を止めている象でもある。

そういえば、
花は魂にとっての座布団だから、
花がないと魂がやって来られない、
とどこかで読んだ記憶があります。

それはともかく、
離を焼いた遺骨としても、
艮の下に離が埋まっていますから、
やはり墓の象です。

余談ですが、
神宮館「易学小筌」には、
この山火賁につき、

崇災たゝりわざはひ〕変死者又は仏の障り。

とあります。

はたして、
この卦を得たら、
墓参りに行くべきか。

花を持参して、
墓参りに行くべきか。