易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

帰魂の卦

紀元書房「易占の神秘」の、
古書をもっているのですが、
未だ読んだことがありません。

(今後も読むつもりはありません)

ぱらっと見てみますと、
帰魂の卦という文章が、
目に飛び込んできました。

× × × × 

人の生命を占って、
帰魂の卦を得た時は、
その人の寿命尽きるものと
されています。
高島嘉右衛門説)

帰魂の卦というのは、
元来、断易での見方であって、
五爻変じて八純卦になる卦をいう。

(例えば火天大有がそうです)

そして、その死期は、
呑象氏によれば、
上爻の時であるとしています。

しかし、
死期については、
「易占の神秘」の著者は、
経験上から五爻説を
支持しておられます。

というのも、
五爻を変ずることによって
八純卦になるのが、
帰魂の卦だからです。

小生按ずるに、
祀られる人になる、
という観点からすれば、
五爻説でも理にはかなっていると、
思います。

(そして上爻は宗廟爻です)

帰魂の卦を採用するか否かは、
各人の考えでいいのですが、
もし採用するとして、
死期については、
五爻の時もしくは上爻の時と、
幅をもっておさえておけば
よいと思います。