ある政治家が、
コロナ禍に乗じて暴利を貪ろうと、
マスクを大量に仕入れました。
そして、
思惑通りにいくかどうか、
馴染みの易者に筮を乞いました。
易者は、
筮竹を数えて、
大壮の五爻を得ました。
断じて曰く・・
大壮は陽が盛んで、
利潤の多い卦といえるが、
今第五爻を得たのは、
四爻までの活況既に衰え、
五爻に於いては時に遅れて
最早不況の時機であるとする。
辞に、
「羊を易(さかい)に喪う」
とある。
「羊」は四陽の群れであり、
仕入れたマスクとも、
目論んだ利潤ともいえよう。
その羊が、
政治家の策謀の埒外に飛び出し、
失うこととなるというのである。
政治家は肩を落として、
易者の鑑定室を出たが、
果してネット上、
大いに叩かれることとなり、
元金も戻らないまま嘆息したと。
× × × ×
上記の占例は、
「高島易断」を読んで、
小生が新たに創作したものです。
三変筮は爻辞占が原則ですが、
単純な「おみくじ占」とは異なる、
ということがわかると思います。
本ケースの場合は、
まず、卦体・卦象をつかんでから、
次に、爻辞を分析しています。