小人用壮。君子用罔。
(小人・ようそう)(君子・ようもう)
── 大壮、九三
中国古典名言集に載っていても、
おかしくない辞です。
(勢いの強い時に)
小人は壮を用いるけれど、
君子は壮を用いない。
小人は、
壮に壮を重ねて、
強攻、自己過信、大言壮語、嘘八百・・
など過剛の過ちを犯すが、*1
君子はさにあらず、
壮を恃(たの)むことなく、
道徳や政治によるのである。
たとえば野球でも、
大量点で勝った次の日の試合は、
バッティングが荒くなっていて
まるで打てない・・
ということになりやすい。
強いチームは、
2対1 などの緊迫した試合を、
確実に取っていくんだよね。
*1:「専ら剛強を用い、人を凌ぎ、他を侮る者なり」
と呑象高島氏は云っています。