雷天大壮は、
- 四陽が長じるその勢いが強い。
- 乾の剛を以て、震で奮い動く。
- 大兌の象。
という卦です。
つまり、
卦(陽)の勢いが強すぎて、
失敗(毀折)することの多い運勢です。
六爻においては、・・
陽剛の勢いの強い時なので、
陰爻。中位。陰位。
であるほうが吉。
陽爻が陽の位にあると、
(普通はよい爻としますが)
剛に過ぎることになるため、
最もよろしくない。
・・とそんなふうに見ます。
(易解釈の変幻自在なること見るべし)
× × × ×
(実占例)
「〇〇と結婚していいか」
を占ってこの卦を得たら・・
陽が陰を剋する卦なので、
夫婦の和合が得られないから、
「不可」と判断します。
「この結婚は成就するか」
を占ったならば・・
強引にまとめようとすれば、
相手が引いてしまうからだめ。
(自分は四陽、相手は二陰)
(夬となって話が壊れる)
しかし、
こちらが一歩退けば、
運気は地天泰となって話はまとまる。
また、
相手を受け入れる気持ちをもてば、
下卦の乾は坤となって、
雷地予の運勢になるから
喜びを得られる。
・・などと占います。
結婚占は、
可否占か成否占かで、
卦の読み方が異なるのです。
そういうことを意識して、
易学大講座、易入門は読むべき。