已下の記事は、
先日誰かが読んでいたものですが、
大事なので再掲しておきます。
(タイトルは変更しました)
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ある店舗を借りて、
ラーメン店を開業することの可否を
占ったという占例です。
賃貸物件の条件もいいし、
資金面も特に問題はないが、
開店後、順調に売り上げが保てるかが心配だと。
某年8月、これを筮して、
坤之晋(爻卦は上から坤巽坤兌離兌)
を得ました。
× × × ×
二つの卦読みが考えられます。
☷ ☲
☷ ☷
1. 本卦は坤で開店当初は良い成績ではないが、努力を続けていけば将来は晋になるとして、営業成績の推移として見る。
2. 本卦は開店の可否を示したものとして、この店に手を出さずに待てば(坤。現状維持)、四爻変の時に(豫卦となって)もっと良い店が見つかり(豫なので来春頃だろう)、そのほうが発展すると見る(晋)。
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これは昭和時代の(笑)某占例集に載っていたものです。
ブログ主がかいつまんで大雑把に記しています。
占者は1. か2. か決しかねたようで、
「確信が持てぬのに断を下すことはできませんので、
改めて三変筮で開店の可否を筮しました」 と、
副卦によって最終的な判断をしています。
これはとても誠実な態度だと思います。
実占の場においては、確信の持てないままに、
お客さんがいる手前、変な見栄を張って、
無責任な断を下してしまう人もいるでしょう。
上記のような易占家の態度は、
真似すべきものと思いまして紹介してみました。
しかし普通の人は、
始めに三変筮で可否を取った上で、
必要があれば六変筮を使って今後の推移を見る、
という手順の方が判断しやすいでしょう。
もっとも、
三変筮で可否を断じてしまえば、
特に六変筮を用いる必要はないのですが。