柳下「易 占法の秘伝」を読んで、
p.165 まで来ました。
ゆっくり読み進めておりますので、
亀やナメクジの進捗ぶりです。
ところで、
- 筮法選択の要訣 p.142~
- 占的について p.152~
の二項は、
「コレゾ柳下易ノ精髄ナリ」
といったところでしょう。
ようく噛み締めて、
十分に習熟すべき内容であると
思います。
× × × ×
「筮法選択の要訣」は、
易占法の一つの到達点であると、
小生には思われます。
ちょっと読んだだけでは、
「これが易占の究極の姿だ」
とは思えないかもしれませんが。
著者の柳下氏は、
「易 占法の秘伝」を読むに際して、
特に、
- 合理的であること。
- 占的によって筮法を使い分けること。
の二点を読み落としてはならないと、
別の文章で強調していました。
「合理的」というのは、
大岳易最大の特徴のようですが、
- 霊感に頼らない。
- 順序を以て因果関係を明確にし、理屈っぽくなり過ぎず自然である。
ということだと思います。
そして、
合理的であれば、当然、
「平明」という特徴にも
つながるわけです。
× × × ×
「占的について」は、
貧弱な実占経験の人だと、
著者の意図がうまく
汲みとれないままに
やり過ごしてしまうかも。
逆に、
真摯に実占に
取り組んでおられる方なら、
それが易占以外の占法であっても、
自分なりの占い方をすでに、
お持ちなのではないでしょうか。
× × × ×
あんまり本の中身を書いては
いけないと思いまして、
上記のように書きました。
関心を持たれた方は、
どうぞお読みになってください。