東洋書院『易 占法の秘伝』を
ちょろちょろ読んでいる。
「高亨氏の易説(一)」は、
興味津々で読んだし、
知的興奮を味わいました。
× × × ×
柳下先生の本は、
大層重要なことが、
「これは重要です」とも云わず
サラリと書いてあるので、
多くの人はそれを
読み落としてしまうようです。
引用が多くなってはいけない
のかもしれませんが、
これは特に重要なことなので
引いておきます。
しかし現代のように社会が進歩し、
いろいろと複雑になっていると、
象から目指すものを正しく当てて
読み取るということは、非常に
難しいことになってきています。
そこで辞占の効用が
見直されてくるわけで、
占事によって
辞を重くみる三変筮を用いるか、
象に重きをおく六変筮を用いるか、
用いる筮法を選択する
必要があるわけです。
(p.59)
『易─占法の秘伝』を
読んでいる人はいるはずなのに・・
辞を深く読んで、
三変筮(可否占)をしてる人。
卦画や象の変化をとらまえて、
六変筮(成行占)をしてる人。
そして、
二つの筮法を
合理的に使い分けてる人。
ちまたでは、
ネット上は特にそうですが、
見たことない。