易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

非常時

子曰わく、
天をうらまず、
人をとがめず、
下学かがくして上達じょうたつす。
── 論語、憲問 

孔子はいった、
私がこうして不遇なのは、
天意でもあろう。
しかし、天を怨む気もちはない。
また同じ時代の人間の罪でもあろう。
しかし人間をとがめる気もちもない。
ただ私は、
低いところから学問をはじめて、
より高次なものへの
到達を求めるだけである。
孔安国曰わく、
「下(しも)、人事を学び、
上(かみ)、天命を知るなり」。
吉川幸次郎/訳

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易の大象においても、
大難の卦(=時)においては、
修養するのがよいと教えている。

コロナ禍の今、
小生のごとき賤民は、
不要不急の外出を控え、
家に引き籠って、
じっくり勉強するのが
よいようだ。