坎為水は、
苦労の重なる卦ですから、
有利な立場に置かれておらず、
通常よい判断はしないものです。
しかし、
勝負を占った場合ならば、
特別な見方をすることがあります。
それは、
剛中の徳ある二爻、五爻ならば、
耐えに耐えた末、
僅差でどうにか勝つ、
とアイなるかもしれないからです。
また、
その競技が「水泳」ならば、
剛中を以てやはり勝つかもしれない。
このあたりの判断は難しく、
二爻、五爻は坎の主爻であって、
二陰に陥っている一陽ということで、
象占によれば「負ける」とも、
みられるわけです。
最終的は判断は、
占者がどう考えるかなのですが、
なかなか悩ましいところ
ではあります。