易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

坎また坎

出産を筮して、
坎為水を得た場合の占考例が、
易学大講座に載っています。

そして、それは、
「易学大講座」独自の、
占考方法のひとつです。

胎孕は、・・非常に難産と見ます。
(中略)
出血が甚しく危険がありますが、
臨産の筮や経産婦の場合は
再び血を見るの意から
平産と判ずる
こともあります。

「平産と判ずる」の箇所は、
坎為水などの八純卦を得た場合の、
重要な見方だと思われます。

たとえば、
臨産であれば、
痛みを繰り返すのが通常であるから、
坎また坎という卦であっても、
凶とは見ないことがある。

「この卦は凶だから凶占である」

易学大講座では、
(大岳氏の易では)
このような固定的な占を、
一切しないのです。

重要なのは・・

「かくかくしかじかであると、
易は申しております」

・・と、
易卦を絶対視するのではなく、
筮前の審事に合せて、
易卦を読み替えることなのです。

ネット上では、
見かけませんけどね。

てか、
易学大講座を
読んでる人がいない。