易経は上経・下経の、
二部構成になっています。
そして、
上経の特徴は、
「基礎・理論・体」であり、
下経のそれは、
「変化・実践・用」であります。
上経は、
乾坤に始まり、
坎離で終わります。
乾坤坎離は、
八卦のうちでも、
特に重要な卦だからです。
このあたりが、
イマイチよくわからないのですが、
現在のところ、便宜的に
以下のように考えておきます。
× × × ×
天は尊(たか)く、地は卑(ひく)く、
乾坤定まる。
と、
繋辞伝にありますから・・
上下は、
乾を上に置き、
坤を下に置きます。
左右は、
これを地平線と考えると、
左は太陽である離、
右は月である坎を置きます。
すると、
太陽が東の地平線から昇り、
乾の中天に至り、
徐々に地平線に落ちてゆく。
すると今度は、
坎の月が登場します。・・
まあ、
地平線の上は昼で、
地平線の下は夜です。
昼と夜。
時の進行。
万物の生成化育。
・・は太陽と月の
運行によって生じる。
そうした、
宇宙空間の体系が
周易上経なのであると。
× × × ×
上記の図の、
離・坎・乾・坤は、
先天図における四正ですが、
同時にホロスコープのようでも
ありますね。
ASC・DES・MC・IC
といったように。
余談ですが、
夜明け生まれなら、
太陽は1ハウスであるとか、
正午なら10ハウス、
夕方なら7ハウス、
午前0時なら4ハウスなどと、
出生図における太陽の位置は、
おおよそ見当がつきますね。
× × × ×
ま、
現在のところは、
こんなふうに云っておきます。