易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

乾坤坎離

易経は上経・下経の、
二部構成になっています。

そして、
上経の特徴は、
「基礎・理論・体」であり、
下経のそれは、
「変化・実践・用」であります。

上経は、
乾坤に始まり、
坎離で終わります。

乾坤坎離は、
八卦のうちでも、
特に重要な卦だからです。

このあたりが、
イマイチよくわからないのですが、
現在のところ、便宜的に
以下のように考えておきます。

× × × ×

天は尊(たか)く、地は卑(ひく)く、
乾坤定まる。

と、
繋辞伝にありますから・・

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上下は、
乾を上に置き、
坤を下に置きます。

左右は、
これを地平線と考えると、
左は太陽である離、
右は月である坎を置きます。

すると、
太陽が東の地平線から昇り、
乾の中天に至り、
徐々に地平線に落ちてゆく。

すると今度は、
坎の月が登場します。・・

まあ、
地平線の上は昼で、
地平線の下は夜です。

昼と夜。
時の進行。
万物の生成化育。
・・は太陽と月の
運行によって生じる。

そうした、
宇宙空間の体系が
周易上経なのであると。

× × × ×

上記の図の、
離・坎・乾・坤は、
先天図における四正ですが、
同時にホロスコープのようでも
ありますね。

ASC・DES・MC・IC 
といったように。

余談ですが、
夜明け生まれなら、
太陽は1ハウスであるとか、
正午なら10ハウス、
夕方なら7ハウス、
午前0時なら4ハウスなどと、
出生図における太陽の位置は、
おおよそ見当がつきますね。

× × × ×

ま、
現在のところは、
こんなふうに云っておきます。