无妄之災。或繋之牛。
行人之得、邑人之災。
── 无妄、六三
理由のない災いに遇う。
牛を村里に繋いでおいたとする。
すると行人がその牛を牽いて行ってしまい、
村人が疑われて思わぬ災いを蒙る。
牛を失う人。
行人。
村人。
この爻は 「无妄之災」 爻ですから、
村人が主役で、他は脇役です。
村人である問占者は、
とばっちりを受けたり、巻き添えをくう。
状況によっては、問占者を、
牛を失う人に当て嵌めることだって
可能でしょう。
だとすると、
妻や恋人を奪われることがある。
牛を離の象とすると、*1
この爻は離を伏していますし、
全卦は大離の似象です。
そこで、
牛=離=妻=恋人=美女・・
と見るわけで。
(牛だから巨乳?)
× × × ×
(余談ですが・・)
二爻に田を耕すとありましたが、
すると三爻は田を耕す牛なのでしょうか。
各爻に繋属される前の辞は、
あるいはそんな意味だったのか。
*1:漢易の学者は坤の象としています。