易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

鍼を刺す

呑象氏の有名な占。
筮前の審事はこうです。

明治十四年春、偶然腹内に疼痛を生じ、内外の医師に診察を乞ひ、薬用すれども効験あるを覚えず、而して痛み益々甚だしく、数日食を断ち煩悶して止まず・・
(高島易断)


翁、治療手段を筮して曰く。
貫魚。以宮人寵。无不利。
──剥卦、六五。

「貫魚」 の辞を以て鍼治療がよいとし、
「宮人」 の辞に若宮という鍼師の名が見えると。

そして、
若宮という鍼治家の施術によって、
ほんとうに腹痛は平癒したのだと。

翁は医学の知識はまるでないが、
素直に辞によりて占断したと云っている。

小生も医療には疎いのですが、
数人の医師にしてお手上げだった腹痛が、
はたして鍼治療によって治るものなのか。

小生としては、
医学の専門家のご意見を、
是非とも聞いてみたいと思いました。

明治十四年ならば、
そういうこともあるのか。

××××

私見ですが、
五陰の連なりを膚、膚肉、腹とし、
(坤の似象)
そこに一陽の鍼を刺す象。