「奥秘鍵」 は易の理論がコンパクトに書いてある。
「易学院」 は修養の書としての易経という感じ。
今年、出合った本です。
(「赤と黒」 は関係ない)
易に関しては、
古い本の方が圧倒的に深いというのが、
小生の率直な感想です。
現代の易の本は、
広範な情報を集めた資料集といった感じが、
どうしてもいたします。
とりわけ、
学者、大学の先生の書いたものは。
それより、
手のひらを指さすように易経を読み、
易辞を呪文のごとく誦するような、
そんな人の書いた易書を読むほうが、
遥かに易の本質に触れる気がします。
文学を知るのに評論・論文を読んでもだめで、
作品そのものを読んで深い世界に触れたほうがよい、
そういうことだと思います。
自分に合った古書に、
タイミングよく出合うことが、
大切です。