当ブログでは、
三変筮による可否占を推奨していて、
主に 「人がどうする」 を占うべきとしています。
よりて、病気の診断などは、
シロウトが安易に行うべきではないと、
強く申し上げています。
日進月歩の現代医学に対して、
易ごときが敵う道理がないからです。
CT画像よりも、
卦象のほうが精密でしょうか?
しかし、だからといって、
易学大講座の病占の項を読まなくていいかというと、
そうではないと思います。
「これは象や辞をこう読んでいるのだな」
ということを推理しながら読むことで、
易占の基礎力が養われるからです。
加藤氏はどのようなことを考えて、
このような占を行っているのか、
これを考えることは有用です。
たとえば、
剥卦の病気について・・
病気は打撲症とか腫物とか、長い根を持つてゐる種類のことが多く、切開したりして快くなる意が見られますが、・・
(易学大講座)
と、書かれてあるのですが、
その根拠をきちんと云えるでしょうか?
ちなみに、タイトルは、
「占うことその位を出でず」
です。