山地剥・六四の占考に、
このようなのがあったのですが、
その根拠がよくわかりません。
家出人は自殺を計画して出たものですが、どこかで剃刀(カミソリ)自殺か鉄道自殺を遂げてゐるものと見られぬこともありませんが、・・
(易学大講座)
で、
考えてみました。
爻辞に曰く、
剝牀以膚。凶。
××××
「自殺を計画して出た」
剥卦は孤独で寂しい卦である。
また一陽が行き詰まっている象。
そして陽(生)を剥がし去る卦である。
四爻は陰の極で、
陽(生)を滅ぼそうとする意思が強い。
「剃刀自殺」
剥字に刂(リットウ)があり、これは刀である。
爻辞に 「以膚」 とあり、刀が皮膚におよぶ。
「鉄道自殺」
☶
☷
これ、線路の象でしょうか?
陰の群れは黒い鉄の塊りで汽車。
それが 「膚に以(オヨ)ぶ」 ということで、
汽車が人身にぶつかる。
××××
なにかコジツケのようで、
どうもスッキリしません。
けど、
剃刀自殺とか、鉄道とか、
加藤氏の取象には目を瞠るばかりです。
が、しかし、
実占において、ここまで 当てる ことは、
ムツカシイと思われます。
やはり、我々凡人は、
可否占にとどめるべきであって、
「リストカットかも?」 と思っても、
口には出さないほうがよいでしょう。
自分に酔って、
ベラベラ占い過ぎないこと。