易占の本を見ていると、
山地剥の四爻は凶意が強いと感じます。
剝牀以膚。凶。
象伝曰、剝牀以膚、切近災也。
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爻辞は、
直ちに凶と云っているし、
象伝では、
切に災いに近きなり、と云っています。
程伝では、
其凶可知。
その凶たるを知るべし。
古い易書には、
剥は四に至つてその凶極まる、と。
☶
☷
剥は、陰の軍団が力を増して来て、
たった一つの陽(生、正)を滅ぼす卦。
四爻は、
重陰で、承・乗・応も陰、
その勢いは外卦まで伸びて来ており、
陰のパワーが強い。
陰の邪悪さが全開となる運勢です。
悪い病気。悪い女。悪い部下。
悪い金。悪い企み。悪い場所・・など、
陰の危険から逃れるべし。
けど、
略筮法の占者などは、
(当ブログは三変筮法です)
之卦が火地晋ということで、
出世運を見るのだろうか?
それとも、
晋九四の悪いネズミを見るのか。