剝牀以足。蔑貞。凶。
──剥卦、初六
剥は陰柔が陽剛を剥落すること。下よりして上り進む。
(今井易経)
剝自下起。滅正則凶。故其占如此。蔑、滅也。
(周易本義)
朱子曰く、
剥は下より起こる。
正しきを滅ぼすは則ち凶。
故にその占かくのごとし。
蔑は、滅ぼすなり。
朱子は、
あまり義理を説かず、
主に占を説いています。
そのせいか、
朱子の註って、なんとも
すっきりしています。
××××
陰邪がひたひたと足元から入り込んできます。
大したことない、と軽く考えないで、
破滅を先に見て早く切ってしまいなさい。
・・と、そんな占です。