易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

三変筮の見方

火雷噬嗑は、
三変筮の見方を考える上で、
便利な卦です。

それは、
占的の違いによって、卦爻の見方が異なる、
ということがわかりやすいからです。

すなわち、占的が、

  • 可否か。成否か。
  • これから始めることか。既に手をつけていることか。
  • 一過性のことか。長期にわたることか。
  • 小事か。大事か。

によって卦爻の見方は異なるのです。

一過性か。長期か。というのは、
合否とか勝ち負けは一過性の占ですし、
就職先や結婚の可否などは長期にわたる占です。

一過性の占で吉と見ても、
長期の占では吉とは見ないことがある。

これは小生の個人的な考えですが、
結婚の可否占などの場合は、
伏卦を之卦としても考慮することがあります。

筮法として陰陽が窮まるのではありませんが、
やはり結婚生活は何十年と続くわけですから、
時間の経過とともに陰陽が窮まることはある、
というのが小生の見解だからです。

ただ、あくまで伏卦ですから、
口に出しては云わないだけです。

上記の卦爻の見方は、
どの本にも書いてませんし、
どの講座でも言及されることはないでしょう。

易学大講座や易入門には、
書いてあるといえば書いてあるのですが、
言葉として直接述べているわけではありません。

だから、知っている人は知っているが、
知らない人は知らないままで人生を終えていく。

小生は、
易の勉強を始めた時から、
うすうす感じていたのですが、
勉強を続けてきてここで言葉にしてみました。

具体例を書けばより分かりやすいのですが、
それはこの文章をお読みになった方が、
十年、二十年・・と時間をかけて、
ご自身で学んでいくことです。