易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

肉を噛む

火雷噬嗑は、
頤中に物ある象ですので、
初九を下顎、上九を上顎とすれば、
二三四五は頤中で噛み合わすべき食物である、
といえます。

ゆえに、爻辞では、
雑卦伝の 「噬嗑食也」 に合わせるかのように、

  • 膚(柔らかい肉)
  • 腊肉
  • 乾胏
  • 乾肉

と肉をもって辞をかけております。

そして、
各爻の爻象は、
噛みやすい肉か否か、
噛み砕くことの難易の違いを、
示しているようです。